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2015年4月2日木曜日

三味線の撥のお話

昨晩は師匠との稽古でした。

5日に演奏する本調子メドレー(塩釜甚句、秋田荷方節)津軽じょんから合奏曲を合わせました。曲途中、乱れ弾きが入ります。また、様々な流派のを聴いていますけど、うちの流派の合奏曲の細かさったらなくて、合わせるのが厳しいのです。

津軽三味線は、三味線の中でも一番汚い音を出す。
だからこそ、綺麗な音を追求しなければならない。
それが、師匠の元へ稽古に行くきっかけとなっています。

多分ですが、僕は他の奏者に比べると、音量は小さい方だと思っています。
必要以上に叩きませんし、尚且つ強く弾いた時に自分の嫌いな音が出るのが許せないのです。

しかし、それでも師匠に言わせると、音はまだデカイと。
出したい音を想像し、それに向かって撥を当てていく。

その撥にもかなり拘りがあるのですが、あまり好みの撥が見つからないまま、早6年。流石に撥先も研ぐのが憚られる位になってきたので、購入に踏み切りました。
専門店でも、良い鼈甲撥が出るかどうかは、わかりません。
それこそ好みです。

僕は若干柔らかめなのが好みなんです。
尚且つ弾いた時に粘らない音が好きなんです。相反してるでしょ?(笑)

しかし、見つけたんです。それも直ぐに(笑)
上記、右側の撥。
これが購入した撥です。
黒檀の台に鼈甲です。
理想に近い音で、軽く聞こえます。
師匠はまだ重いと言いますけど(笑)

先日のTomei'sでのライブでは、違いがわかるくらいに音の変化があったと思います。
まだまだですけど。
どんどん、弾き込んで早く師匠に良い音だと褒められたいものです。



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